手帳番号と基礎年金番号とは?

年金制度は旧法時代においては各制度が独立して混在していたため、その制度ごとに番号が付けられていることがあり、これを手帳番号として管理していました。

 

※共済組合の場合は被保険者記録により管理していたため、国民年金や厚生年金のように手帳番号がない点が異なります

 

 そのため、複数の制度を渡り歩いている方の場合は、手帳番号をいくつも付番されていることがあり、昭和61年4月に基礎年金制度により制度の統一がなされたにもかかわらず、これが制度の管理をより複雑にする原因となっていました。

 

 そこで、平成9年1月よりこれらの手帳番号を統一する手続きがとられることとなり、これが基礎年金番号制度と呼ばれる制度として運用されることとなります。

 

※共済組合にのみ加入されていた方は、この時に初めて基礎年金番号が付番されることとなったため、年金手帳ではなく基礎年金番号通知書が送付されています

 

 現在は、この基礎年金番号を1人1人付番することによって制度の手続も行えるということになっていますが、個人番号(マイナンバー)の運用も始まっていますので、後々はマイナンバーによる運用も視野におかれることとなると考えます。