厚生年金基金とは②

 厚生年金基金においては、基本的に10年以上同一の基金に加入していたり、基金に加入していたときの退職時の年齢が55歳以上であるとその加入していた基金より年金が支給されます。

 

※10年以上の基金もあります

 

 また、基本的な10年未満でかつ55歳未満の退職者は中途脱退者と呼ばれ、この方の場合は資産が企業年金連合会に移換されているため、企業年金連合会から支給されることになります。

 

※平成26年3月以前の基金の解散の場合も企業年金連合会から支給されます、平成26年4月以降の解散の場合は考え方が代行返上と同様になります

 

 その他、代行返上という考え方があり、これは文字通り代行部分を国に返し、基金はプラスアルファの加算部分のみ支給するというものです。

 

※代行返上した場合でも、プラスアルファの部分がないことはありえますので、必ずしも加算部分があるとは限りません

  

 厚生年金基金制度は制度が複雑で実質的な維持が難しくなっていることもあり、他の企業年金への移換が進められているため、今後は更に縮小していくことになっています。