遺族基礎年金、寡婦年金、死亡一金の関係について

 国民年金法による遺族基礎年金、寡婦年金、死亡一時金についての関連性をまとめると次のようになります。

 

1.遺族基礎年金

 

 遺族基礎年金が発生する場合は死亡一時金は対象となりませんが、寡婦年金が同時に受給できる場合は選択受給となります。

 

 また、遺族基礎年金の失権後であっても寡婦年金の支給要件を満たしている場合は、受給開始年齢到達後に寡婦年金が支給されることに注意が必要です。

 

2.寡婦年金

 

 遺族基礎年金と寡婦年金は時期が重なる場合は選択、重ならなければ遺族基礎年金受給後の寡婦年金の受給も可。

 

 死亡一時金とは選択となります。

 

3.死亡一時金

 

 遺族基礎年金と同時に発生する場合は不可。

 

 寡婦年金とは選択。

  

 遺族厚生年金とは同時受給が可能です。